農産物図鑑

伝統野菜

堀川ごぼう

堀川ごぼうは,豊臣秀吉が築いた聚楽第堀跡へ埋めたゴミの中に,ごぼうが捨てられていたものが越年して大きく育ったことが始まり」と言われており,1600年頃から栽培されています。「堀川ごぼう」は品種名ではなく,この独特の栽培法で栽培されたごぼうの名称です。

特徴

表皮は暗褐色で首部には亀裂を生じ,かすり状となっています。中心は空洞になって「す入り」した状態ですが,肉質は軟らかく,特有の芳香があります。

栽培

江戸時代には,北区北野・小山・堀川のものが良いとされていましたが,栽培地は洛北方面に移り,現在は左京区修学院・一条寺等で栽培されています。 京都市では「京都市特産そ菜保存ほ」として,左京区一条寺の農家に栽培技術の保存を委託しています。

旬の時期

11月上旬〜12月下旬

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