農産物図鑑
伝統野菜
すぐき菜
古くから北区上賀茂に伝承するもので,起源は定かではなく,1700年頃と推察されています。地域的に限られた状況で栽培されたため,栽培についての文献は無く,地元住民の口伝えによるのみです。栽培起源の有力な説は2説ありますが,ふたつとも栽培創始者が,加茂別雷神社(上賀茂神社)の社家(しゃけ)であることが共通していることから,神社との密接な関連性が想像できます。
特徴
根は円錐状であり,葉は濃緑色で,葉,根部とも大別して各々三つの系統群があります。すぐき漬けはその独特の酸味が特徴ですが,これは乳酸発酵によるもので,天秤やプレス機を利用した漬け込みと,室(むろ)での発酵を組み合わせた独自の手法によって作り出されます。
栽培
北区上賀茂・大宮の農家が栽培しています。
旬の時期
9月中旬〜11月下旬
この農産物を使ったレシピ
現在公開中のレシピはありません。