花

椿

ツバキ科ツバキ属の常緑高木で、照葉樹林の代表的な植物の一つ。冬～春にかけて、白や赤色の花を咲かせます。花は鳥媒花。特徴的な、常緑の厚くて艶のある葉が、ツバキの名前の由来となっていると言われます。 日本原産のヤブツバキ（学名: Camellia japonica）や近縁種等を交配した、多様な花形の多くの園芸品種があります。

特徴

椿は、冬の茶席に欠かせない花とされ、いけばなでは新春を迎える花として、また、万葉集にも詠まれるなど、古くから日本人に愛されてきました。 京都市内には、京都市指定の天然記念物である、北区 大徳寺 総見院の「総見院のワビスケ（侘助）」、北区 柊野の「チリツバキ（散り椿）」をはじめ、豊臣秀吉が好んだと伝わる「五色八重散椿」や「妙蓮寺(椿)」など、多くの名木・名所が各地に伝わっています。 早咲きから遅咲きまで、品種によって咲く時期が様々で、長期にわたり楽しめるお花です。

栽培

京都市内では、古くから伏見区で栽培されてきました。現在は、早咲き品種を中心に栽培されており、11月～２月を中心に切り花が出荷されています。

旬の時期

11月上旬〜4月下旬