農産物図鑑

伝統野菜

賀茂なす

起源については明らかではありませんが,貞享元年(1684)の文献に記載があり,古くは,左京区吉田田中地域で栽培されていたようです。その後,1900年頃に北区上賀茂,西賀茂及びその付近特産の大型なす品種として栽培されるようになったと言われています。

特徴

晩生種で幹,枝,葉とも大型で濃紫の葉にとげがあり,果は正円形で直径12から15cmになります。皮は軟らかく,肉質はよく締まり光沢があり,“がく”(へた)は三角形になるとされています。

栽培

本来の賀茂なすは北区上賀茂地区を中心に多く栽培されており,「京都市特産そ菜保存ほ」として京都市が種子の保存を上賀茂地区の農家に委託しています。

旬の時期

5月上旬〜7月上旬

この農産物を使ったレシピ

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