農産物図鑑

一般野菜

いちご

北アメリカと南アメリカの原種がオランダで交配・育成されたことにより栽培が始まりました。このいちごは,江戸時代末期にオランダから日本へ導入されましたが,現在日本で栽培されている品種の祖先は,これとは別に欧米から輸入された品種です。 日本で自生していた野生の「ヘビイチゴ」は,「イチビコ」と呼ばれており(日本書紀),これが転じて「イチゴ」と言う名称になりました。

特徴

果実と思われている部分は花たくの発達した偽果で,周りに付いている種子が植物学上の本当の果実となります。特有の香りと程よい甘味や酸味があり,炭水化物(果糖,しょ糖)及びビタミンCを多く含みます。スイカやメロンと同じく,果実的野菜で,食生活の面では果実と呼ばれています。

栽培

産地と栽培時期によって,暖地型,中間型,寒地型,四季(しき)成(なり)型の他,加工用の品種もあります。市内全域において,主に振売りや直売用に栽培されています。

旬の時期

3月上旬〜5月上旬