農産物図鑑

一般野菜

金時にんじん

にんじんはアフガニスタンが原産で,10世紀頃中近東に伝わり,これより東に伝わったものが東洋系(金時にんじん等),西に伝わったものが西洋系(西洋にんじん)となりました。金時にんじんは,16世紀末(江戸時代初期)に中国から日本へ伝えられたとされています。根が長く収穫しにくいということから,扱いやすい西洋にんじんに次第に変わり,1970年以降は激減しています。

特徴

赤色が多く,肉質が緻密で軟らかいです。また,甘味が強く,カロテンを含まないため,にんじん臭が少なく,風味がよいです。一方,収量が少なく,割れが生じやすいことや,とう立ちが早いことなどが,栽培上の課題です。金時にんじんの赤色は,トマトと同じリコピンという色素で,活性酸素を除去して生活習慣病の予防に役立ちます。 間引き菜も非常に栄養価が高く,にんじん葉として,おひたしやごま和えなどに利用されます。

栽培

関西地域で主に栽培されており,京にんじんとも呼ばれています。 市内では南区上鳥羽が主な産地ですが,振売りや直売用として,北区や左京区でも高品質のものが栽培されています。

旬の時期

10月下旬〜2月中旬

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