農産物図鑑

一般野菜

西洋にんじん

にんじんはアフガニスタンが原産で,10世紀頃中近東に伝わり,これより西に伝わって,15世紀にオランダで現在の基礎となるオレンジ色の品種が栽培されました。日本へは江戸時代末に長崎へ渡来したのが最初で,明治に入ると多くの品種が入ってきました。

特徴

体内でビタミンAに変化するカロテンを豊富に含んでおり,根を食する野菜としては珍しい緑黄色野菜の代表格です。特に油を使った調理が,カロテンの吸収効率の面で最適です。 その他,食物繊維,ビタミンB1,B2、Cの他,鉄分,カリウム,カルシウムなどのミネラルも多く含んでおり,葉も根部以上に多くの栄養素を含んでいます。

栽培

日本で分化した品種は,三寸(9~10cm)にんじん,四寸(12~15cm)にんじん,五寸 (15~20cm)にんじんというように根の長さをもとに表現されており,現在は五寸にんじんが主流です。市内全域で,振売りや直売用に栽培されています。

旬の時期

10月中旬〜2月下旬