農産物図鑑
伝統野菜
聖護院かぶ
享保年間(1801~1803)に現在の左京区聖護院に住む農家が,現在の大津市堅田の近江かぶの種子を持ち帰って栽培し,その後改良しました。天保年間(1830~1844)にこのかぶを原料として漬物に加工したものが,京の名産千枚漬けです。
特徴
かぶとしては晩生種ですが,その中でも早生種・中生種・晩生種があります。葉はやや広く滑らかで,下部には切れ込みがあり,根部は腰高偏円で葉付部にへこみがあります。 早生種は,根の上部のくぼみが深く,偏円形で品質も優秀です。晩生種はくぼみが小さく寸胴型であるため,千枚漬け用として歩留まりが良いことから多くの需要があります。
栽培
本来の品種を栽培している農家はわずかですが,改良種は広く栽培されています。
旬の時期
11月中旬〜12月中旬
この農産物を使ったレシピ
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