農産物図鑑

一般野菜

ほうれんそう

西アジアが原産で西洋種はヨーロッパへ伝搬し,東洋種はシルクロードから中国を経て,17世紀に日本へ渡来しました。西洋種の導入は明治以降であり,現在は西洋種と東洋種を交配した一代雑種が主流です。 また,「ほうれん」とは中国語でペルシャのことです。

特徴

カロテン,ビタミンA,B1,B2,Cや良質のたんぱく質,鉄分,カルシウムなどが多く含まれる,緑黄色野菜を代表する非常に栄養価の高い野菜です。 葉に光沢と勢いがあり,茎のしっかりしたものが新鮮です。寒い時期の根の赤いものは,甘味が強く味も良いと言われています。

栽培

現在,市場をほぼ独占しているのが一代雑種(F1)の剣葉系(葉の基部に切れ込みがあり,葉の形が三角形)と丸葉系(葉に切れ込みがなく,広い楕円形)です。 南区吉祥院・上鳥羽,右京区太秦,西京区桂・川岡・大原野,伏見区竹田・下鳥羽などで多く栽培されています。

旬の時期

9月下旬〜3月上旬